【万が一に備える】夫が亡くなったら遺族年金がもらえる

こんにちは、フクキチ(@fukukiti69)です。

今回は、万が一の死に備える遺族年金についてのお話です。


一家の大黒柱が急に倒れたら?しかも運悪く死に至ったら、、、?


きちんと保険や国の制度を理解していないと、悲しみもそこそこに、ややこしい手続きや生活費の悩みに追われてしまうかもしれません。

それだけでなく、子育て中であれば、学費などの必要なお金が足りずに、朝から晩まで働き詰めになることも。

そうならないために、しっかりと国の保証を理解し万が一に備えていきましょう!


 

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目次


知らなきゃ損する遺族年金とは?

日本国内に住む20歳以上60歳未満の全ての人が年金の加入義務があります。

自営業の方であれば国民年金に加入していますし、会社員の方であれば厚生年金に加入していますよね?

実は、この年金には遺族年金という制度が含まれているので死亡保険としての機能も備わっていたんです!

年金加入者の方が亡くなった場合には残された遺族へ年金からお金が支給されます。


「年金?え、それって老後にもらえるものじゃないの?」と思いませんでしたか?


わたしも勉強するまでは「年金は老後に貰えるもの」だけだと思い込んでいました。

でも違ったんです!!

もらえる金額は、夫の職業や子どもの有無によっても変わります。

思っている以上に、国から年金をもらえる可能性があるかも?!


まず、夫が加入する保険の種類を確認しよう

年金加入者は3種類に分類されています。

種別により年金の支給額が異なりますので、事前に年金の種類を把握しておいてください。

以下は職業に応じて加入している年金制度と種別の名称についてをまとめた表です。

職業 制度 名称
自営業、学生、無職の人など 国民年金
第1号被保険者
会社員、公務員など 厚生年金 第2号被保険者
第2号被保険者に扶養されている20歳以上60歳未満の配偶者 国民年金 第3号被保険者


夫の保険の種類は確認できましたか?

それでは、本題の遺族年金についてです!



18歳未満の子がいる妻へは遺族基礎年金が支給されます

夫が亡くなった場合、一定の要件を満たせば遺族基礎年金が支給されます。

以下の要件を満たせていればお金を受け取ることができます。

  • 結婚していない18歳未満の子がいる(または結婚していない20歳未満で障害年金の障害等級1級または2級の子がいる)
  • 年収は850万円未満
  • 夫と同居している

※別居している場合、「仕送りしている」「健康保険の扶養親族である」等の事項があれば認められます。



遺族基礎年金はいくらもらえる

遺族基礎年金の支給額は、年間78万100円にプラスして、子ども1人につき決められた金額が加算された合計額を受け取ることができます。

加算額は子ども1、2人目は年額22万4500円、3人目以降は7万4800円となっていて、18歳に到達する年度の末日(3月31日)まで受け取ることることができます。(※2019年6月時点)

遺族基礎年金
基本金 年:78万100円
18歳未満の子1人 年:22万4500円
18歳未満の子2人 年:22万4500円
18歳未満の子3人〜 年:7万4800円

4人家族を例に説明しますね!

<家族構成>
・夫
・妻
・子ども(A君、5才)
・子ども(B君、2才)

夫が不慮の事故で亡くなったとします。

夫は国民年金をしっかりと納めていたので、役所へ申請すれば末っ子が18歳に到達する年度の末日(3月31日)までの間は遺族基礎年金を受け取ることができます。

もらえるお金は年額は、基本金と子ども2人分の手当を足した122万9,100円を受け取れます。

※遺族基礎年金の計算

・基本金:78万100円
・子ども(A君、5才):22万4500円
・子ども(B君、2才):22万4500円

 合計:122万9,100円

14年後、子ども(A君、5才)が19歳に到達する年度(4月1日)からは、子ども1人分の「22万4500円」の支給がストップします。

それ以降は、子ども(B君、2才)分の手当が18歳に到達する年度の末日(3月31日)まで支給されます。

※遺族基礎年金の計算

・基本金:78万100円
・子ども(B君、2才):22万4500円

 合計:100万4,600円

下記、子ども1〜5名の場合の遺族基礎年金が給付されるシミュレーションを年額・月額でまとめてます(↓)

国民年金加入者
(自営業、フリーランス)
18歳未満の子1人 年:100万4,600円
月:約8.4万円
18歳未満の子2人 年:122万9,100円
月:約10.2万円
18歳未満の子3人 年:130万3,900円
月:約10.9万円
18歳未満の子4人 年:137万8,700円
月:約11.5万円
18歳未満の子5人 年:145万3,500円
月:約12.1万円



子どもがいない妻は遺族年金もらえない?

安心してください。

夫が毎月支払っている保険料が無駄(掛け捨て)にならないように、しっかりと別の制度が用意されています。

子どもがいない、子供が成人、結婚したなどの理由で 遺族基礎年金を受給できない妻には以下の年金のどれか一つが支給されます。

  • 寡婦年金
  • 死亡一時金
  • 中高齢寡婦年金

それではひとつずつ見ていきましょう。


寡婦年金とは?

寡婦年金とは、 国民年金第1号被保険者の夫が死亡した場合に支給される制度です。

寡婦年金を受給するには、以下の要件が満たされている必要があります。

  • 夫が10年以上保険料を納めている
  • 夫と10年以上婚姻関係にあった
  • 老齢基礎年金を受けたことがない

支給期間と支給額について

寡婦年金は、60歳から65歳までの間でお金を受け取ることができます。

支給額は 夫が本来受け取るはずだった老齢基礎年金の4分の3 です

老齢基礎年金は20歳から60歳になるまでの40年間の全期間の保険料を納めた場合で、満額年に「779,300円」支給され、月額にすると「64,941円」支給されます。

寡婦年金は老齢基礎年金4分の3なので年額で58万円、月額で4万8千円ぐらいが上限の目安だと思ってください。


死亡一時金とは?

死亡一時金とは、 国民年金第1号被保険者が亡くなった場合に支給される制度です。

国民年金の保険料を「3年以上納めた人」が、老齢基礎年金・障害基礎年金の両方とも貰わないまま亡くなってしまった場合に支給されます。

死亡一時金の支給額は保険料を納めた月数に応じて12万円から32万円まで受け取れます。

また、付加保険料の納付が36月以上あった場合は、一律8,500円が加算されます。

年金保険料の納付期間 死亡一時金の金額
3年~15年未満 12万円
15年~20年未満 14万5,000円
20年~25年未満 17万円
25年~30年未満 22万円
30年~35年未満 27万円
35年~ 32万円

死亡一時金の手続きは、夫が亡くなった日から2年以内に行う必要があるので注意してください。


中高齢寡婦年金とは?

中高齢寡婦年金とは、厚生年金に加入している夫(国民年金第2号被保険者)が死亡した場合に妻に支給される年金です。

18歳未満の子がいない妻、または子が18歳年度末を迎えたため遺族基礎年金が打ち切りとなった妻に対して、遺族厚生年金に上乗せされて支給されます。

40歳~65歳までのあいだ年額58万5100円が遺族厚生年金に加算されます。


メモ

国民年金第1号被保険者の夫が亡くなった場合は、遺族基礎年金・寡婦年金・死亡一時金はどれか一つしか受給できません。

①遺族基礎年金
②寡婦年金
③死亡一時金

↑の順でもらえる金額が大きいので、一般的には上記の優先順位で受給します。

国民年金第3号被保険者の夫が亡くなった場合は、遺族基礎年金のみ受給できます。


厚生年金加入者が亡くなった場合は「遺族厚生年金」が上乗せしてもらえます

厚生年金加入者の夫が亡くなった場合は、遺族基礎年金に上乗せして、遺族厚生年金が支給されます。


遺族厚生年金はいくらもらえる?

遺族厚生年金は、亡くなった方が本来受け取る予定だった老齢厚生年金の3/4を受け取ることができます。

正確な受給額の計算式はとても複雑で分かりづらいので、こちらでは年収別に受給額の目安をまとめます。

>>遺族基礎年金の計算方法はこちら

遺族厚生年金の受給シミュレーション(

年収(月収) 受給額
240万円(月20万) 年:32万4,911円
月:約2.7万円
360万円(月30万) 年:約48万7,366円
月:約4.1万円
480万円(月40万) 年:約64万9,822円
月:約5.4万円
600万円(月50万) 年:約81万2,277円
月:約6.8万円
720万円(月60万) 年:約97万4,733円
月:約8.1万

具体的な計算式を知りたいという人は、日本年金機構のサイトにて計算式を確認してみてください。


遺族構成年金はいつからいつまでもらえる? 

遺族厚生年金の受給期間は、遺族厚生年金が支給される期間は2通りあります。

夫が亡くなった時点で妻の年齢が30歳未満かつ子どもがいない場合、夫が亡くなった日の翌月から5年間のみ受け取れます。

夫が亡くなった時点で妻の年齢が30歳以上または子どもがいる場合、死亡した日の翌月から一生涯支給されます。


〇〇の場合は支給がストップします

遺族厚生年金は、受給期間が残っていても受給権がなくなる場合があります。受給権がなくなる例は以下の通りです。

  1. 受給者が死亡したとき
  2. 婚姻(事実婚を含む)したとき
  3. 直系血族及び直系姻族以外の養子になったとき
  4. 離縁によって、死亡した被保険者との親族関係が終了したとき


落とし穴!必ず見ておくべき遺族年金の注意点

国民年金や厚生年金の保険料に未払いがあると、遺族年金を受け取れない可能性があります。

万が一のために、下記2つの納付条件を満たしているかしっかりと確認しておきましょう。

  1. 亡くなった日の2ヶ月前までの被保険者期間の中で、保険料納付期間と保険料免除期間の合計が、3分の2以上であること
  2. 亡くなった日の2ヶ月前までの1年間に保険料支払いを滞納していないこと


いざという時のために、手続き方法はまとめておくべき

申請先を確認する

自営業など国民年金の方

国民年金加入者については、住民票を登録してある「最寄りの市区町村役場の年金担当窓口」で手続きします。

死亡届を提出の際に遺族年金の手続します。


会社員など厚生年金の方

厚生年金加入者については『各都道府県の年金事務所』で手続きします。

年金事務所の所在地については、日本年金機構のホームページから確認することができます。


必要書類を確認する

遺族年金を受け取るには「年金請求書」をはじめ、様々な書類を用意しておかなければなりません。

遺族年金の申請手続きに必ず必要な書類(↓)

年金手帳 提出できないときは、その理由書が必要
戸籍謄本(記載事項証明書) 死亡者との続柄および請求者の氏名・生年月日の確認 受給権発生日以降で提出日から6ヶ月以内に交付されたもの
世帯全員の住民票の写し 死亡者との生計維持関係確認のため
死亡者の住民票の除票 世帯全員の住民票の写しに含まれている場合は不要
請求者の収入が確認できる書類 生計維持認定のため
所得証明書、課税(非課税)証明書、源泉徴収票 等
子の収入が確認できる書類 義務教育終了前は不要
高等学校等在学中の場合は在学証明書または学生証 
市区町村長に提出した死亡診断書(死体検案書等)のコピーまたは死亡届の記載事項証明書 死亡の事実(原因)および死亡年月日確認のため
受取先金融機関の通帳等(本人名義) カナ氏名、金融機関名、支店番号、口座番号が記載された部分を含む預金通帳またはキャッシュカード(写しも可)等
請求書に金融機関の証明を受けた場合は添付不要
印鑑 認印可