個人年金保険は必要?老後に備える基礎知識

こんにちは、フクキチ(@fukukiti69)です。

老後資金の準備をしようと考えるときの選択肢の一つに個人年金保険があります。

個人年金保険には、銀行の普通預金でお金を預けるよりも利率が高いというメリットがありますが、実は落とし穴があるのをご存知ですか?

保険に加入して損をしてしまった!なんてことにならないよう、個人年金保険の特徴について知っておきましょう。


 

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目次

個人年金保険とは?

個人年金保険とは生命保険の一種です。

契約時に決めた一定期間(10年、20年)の保険料を支払うことで、将来年金を受け取ることができる貯蓄型の保険となっています。

支払った保険料は、保険会社が運用することで将来お金が増えて戻ってくるというシステムになっています。

個人年金は、各保険会社からいろいろな種類が販売されています。

損をするケースもありますので、個人年金のメリット・デメリットはしっかりとおさえておきましょう。

ちょっと難しそうなイメージもあるかもしれませんが、ポイントを知っておけば自分にあった商品選びに役立ちますよ!


個人年金保険は3種類に分かれる

個人年金保険は大きく3種類に分かれ、それぞれに特徴が違います。それぞれの種類と特徴について見ていきましょう。

  1. 円建て個人年金保険
  2. 変額個人年金保険
  3. 外貨建て個人年金保険

円建て個人年金保険

円建て個人年金は、保険料の支払いや年金の受け取りなどを全て円で行うタイプの個人年金です。リクスの少ない円建てに安心できる人に人気の定番商品となっています。

これから紹介する変額個人年金や外貨建て個人年金と比べて貯蓄性は低いですが、リスクも低く安定性が高いのが特徴です。


変額個人年金保険

将来受け取れる年金額が変動するタイプの個人年金です。支払ったお金は保険会社によって株式や債券を中心に資産を運用され、その運用実績によって年金額が増減します。

受け取れる年金額は確定しておらず、投資リスクは個人が負うのが特徴です。

運用実績によっては年金受取額が払込保険料を下回る可能性もあります。保険料の元本保証がある商品とない商品がありますので、事前に確認するようにしましょう。


外貨建て個人年金保険

外貨建て個人年金は、円より利回りのよい外貨によって保険料の支払いや年金の受取りを行うタイプの個人年金です。

支払ったお金は保険会社によって外国の通貨で国債などで運用され、一般的に円貨よりも利回りが高くなる傾向があります。

しかし、円と外貨の為替状況によっては利回りが悪くなり、場合によっては年金受取額が払込保険料を下回る可能性もあります。


個人年金保険の選び方

個人年金保険は、各保険会社からたくさんの種類の商品が販売されています。

将来に向けて安心した備えをすることができるよう、商品選びのポイントをしっかりと押さえておきましょう。


ポイント1
年金の受け取り期間を選ぼう

国民年金や厚生年金などの公的年金は、生きている限り一生受け取れる「終身年金」です。そのため「年金」と付けば何となく一生もらえそうなイメージがあるのではないでしょうか?

個人年金には「終身型」と5年、10年などの「有期型」があり、どちらでも好きなものを選べます。

年金の受け取り方によって6種類に分かれているので、それぞれの名称と特徴についてを理解し自分にあった商品をみつけましょう。

  1. 終身年金
  2. 確定年金
  3. 有期年金
  4. 保障期間付終身年金
  5. 保障期間付有期年金
  6. 夫婦年金

終身年金 生存している限りずっと年金を受け取ることができます。保険者(=年金受取人)が死亡した場合、年金の支払いが終わります。
確定年金 生死に関係なく契約時に決めた一定期間だけ年金を受け取れます。年金受給期間中に被保険者(=年金受取人)が死亡した場合、残りの期間分の年金は遺族に支払われます。
有期年金 契約時に決めた一定期間だけ年金を受け取れます。年金支給期間中に被保険者(=年金受取人)が死亡した場合は年金の支払いが終わります。
保障期間付終身年金 生存している限りずっと年金を受け取ることができます。保証期間中に被保険者(=年金受取人)が死亡した場合は、残りの保証期間分の年金が遺族に支払われます。

保障期間外に被保険者(=年金受取人)が死亡した場合は年金の支払いが終わります。
保障期間付有期年金 契約時に決めた一定期間だけ年金を受け取れます。保証期間中に被保険者(=年金受取人)が死亡した場合は、残りの保証期間分の年金が遺族に支払われます。

保障期間外に被保険者(=年金受取人)が死亡した場合は年金の支払いが終わります。
夫婦年金 夫婦いずれかが生存している限りずっと年金を受け取ることができます。


ポイント2
支払い方法を選ぼう

保険料の支払い方法によって、保険料の割引率や税金の優遇なども変わってきますから、しっかりとチェックしておきましょう。

保険料の支払い方法には「分割払い」と「一括払い」があります。

分割払い

月々支払う月払いか、半年に一度支払う半年払いか、年に一度支払う年払いかを選べます。分割回数は増やせば増やすほど、契約者の年間で支払う保険料が高くなる仕組みとなっています。

一括払い

満期になる年齢までの保険料を一括で払い込む方法です。まとめて支払いをする分、月払いに比べて保険料が割安になることと利率が高くなるのが特徴です。


ポイント3
保険料払込免除になる保険にしておくと安心

病気や怪我などで、自分が働けない状況になった時のために保険料払込免除が設定できる保険にしておきましょう。

免除の扱いは商品によって様々です。自動で付帯されている商品もあれば、特約として設定しなければいけない商品、全く付いていない商品もあります。

万が一に備え、どんな身体状態になると保険料払い込み免除になるのか、しっかり確認しておきましょう。


個人年金保険を解約したら?

家計の事情で保険料の支払いが苦しくなったり、まとまったお金が必要になったりと、個人年金保険の解約を考えることがあるかもしれません。

なんらかの理由で保険料払込期間中に解約した場合は、それまでに支払ったお金の一定割合を解約返戻金として受け取ることができます。

保険料払込期間終了間近であれば、支払った保険料よりも多くの解約返戻金が戻ってくることもありますが、基本的には支払った保険料よりも少ない額での返金となります。

つまり、解約する場合は損をすること可能性が高いということです。

特に、加入後2~3年以内の短期間での解約は返戻率が著しく低くなるので注意が必要です。


個人年金保険のメリット

個人年金保険のメリットは、目標金額までの貯蓄がしやすいことです。

強制的に毎月一定金額を貯蓄に回すことで、貯蓄が苦手な人でも、老後資金を着実に貯めていくことができます。

また、個人年金保険の中には税金の控除対象になる商品もあるので節税効果にもつながります。個人年金保険は何十年も加入することが多い保険なので、総額で見ればかなりの額の節税に繋がります。


節税対策とは?

国に納める税金が安くなることを言います。

個人年金の保険料は「生命保険料控除」の対象となるので、保険料の支払額に応じて所得税や住民税が安くなるのです。

私たちが国に納めている所得税や住民税は、年収によって収める金額が決まっているのですが、年末調整や確定申告の際に保険料の申告をすれば、支払った保険料の一定額がその年の所得から差し引かれます。

その結果、課税所得(年収)が小さくなり節税に繋がります。


個人年金保険のデメリット

個人年金保険のデメリットは、年金受取額が払込保険料を下回る可能性があることです。

契約期間途中で解約した場合など、予定年齢まで積立できなければ元本割れになる商品がほとんどです。

また、変動型や外貨建て商品の場合は、株価の変動や為替の変動の影響を受けるので、運用によっては年金受取額が払込保険料を下回る可能性があります。

個人年金に加入する際は、それぞれのデメリットをしっかりと理解しておきましょう。